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立川に東京うどを使った「笹ずし」販売店 地元すし店が量産化目指し開く

笹らぎ

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東京うどを使った笹(ささ)ずし「笹らぎ」の販売店「笹らぎファクトリー」(立川市錦町1)が8月20日、グランドオープンした。

笹らぎファクトリー外観

 経営は、2年前同じ立川市錦町ですし店「F.あら井」を開いた新井二三男さん。
 料理人として36年間腕を振るってきた実家のすし店で、新井さんが宴会用のすしとして提供した笹ずしをきっかけに考案した「笹らぎ」は2012年、「多摩の逸品」に選ばれ、現在では立川観光協会推奨の特産品にもなっている。

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 「笹らぎ」は、笹の葉で包んだ一口サイズの笹ずしで、シャリはもち米を加えた独自の配合で炊いたものに香り付けにユズをちらし、「〆さば」「小鯛(たい)笹漬け」のほか旬の魚を使う。東京の名産品であり立川の特産品である「東京うど」と、日高昆布と干しシイタケの佃煮を挟み、笹の葉で一枚ずつ三角形に包んだものを八角形の容器に隙間なく詰め合わせる。
 これまではすし店で販売していたが、量産化を図るため「笹らぎファクトリー」を立ち上げた。

 「すし店はカウンターがメーンなので、自分一人でお客さまにすしを提供するには席数の限りがあるが、商品化すれば提供できる単位が100や1000にも増える」と「笹らぎ」商品化のきっかけを話す。
「カウンターで楽しむすしは板前の人間性や魅力が半分を占めているが、店舗販売や通販は商品の魅力で一人歩きすることができ、全国に自分のすしを届けられる。そのために『笹らぎ』を商品化した」

 ファクトリーでは、洗米から炊飯、型取りまでを自動化し、手作業で笹の葉を巻き、パック詰めした商品を専用機器で急速冷凍することで鮮度と安全性を確保している。完成した商品はマイナス60度のマグロ用の冷凍庫で保存し全国に発送する。
 製造工程を自動化、単純化することで従業員の労力を半減させることができ、将来は高齢者や障がい者の雇用を目指しているという。

 グランドオープンに合わせて、販路拡大や開発・製造費用などを支援するクラウドファンディングも始めた。リターン品は「笹らぎ」が1割引になるキーホルダーなどで、支援は3,000円から。

 新井さんは「たくさん商品を売ってもうけたいわけではない。自分のセンスとアイデアを形にした商品を、できるだけ多くのお客さまにお届けすることで『自分の足跡』を残したい。商品は『東京の名産品』として駅や空港での土産販売を目指し、将来は国際線の機内食に採用してもらうなど世界に羽ばたく商品に育てたい」と意気込む。

 価格(8個入り)は、笹らぎ(〆さば)=1,600円、同(小鯛笹漬け)=2,000円、笹らぎ(〆さば、えび、あなご、小鯛の4種ミックス)=1,700円(以上、税別)。営業時間は10時~19時。水曜定休。

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