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多摩動物公園でライオンバス運行再開 自由入場の「バスステーション」も

バスからはライオンを間近に見ることができる

バスからはライオンを間近に見ることができる

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 多摩動物公園(日野市程久保7)のライオンバスが7月3日から運行を再開する。

放飼場を走るライオンバスの様子

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 同園のライオンバスは、初代園長の林寿郎さんがアフリカ訪問を機に「動物園でも野生に近い姿を見てもらいたい」と発案。反対意見が上がる中、実験や検討を重ね、「世界初のサファリ形式展示」として1964(昭和39)年に運行を始めた。2011(平成23)年の東日本大震災を契機にバス発着所の耐震化への対策が急務となり、建て替え工事のため2016(平成28)年から運行を、放飼場(ほうしじょう)整備のため2019年からライオンの展示を、いずれも休止していた。

 運行再開に伴い、発着所をライオンの情報発信基地「ライオンバスステーション」としてリニューアルオープンする。6月30日、メディアに公開した。「ライオンの研究者のベースキャンプ」がコンセプトの解説展示エリアや全面ガラス張りの窓から放飼場を一望できる観覧エリアを設け、両エリアはバスに乗らない人も入場できる。発着所に続く階段には、ライオンやアフリカの動物の写真パネルを展示。教育普及課課長の豊嶋省二さんは「ワクワク感を高めていただければ」と話す。構造はRC造2階建てで、建築面積は898平方メートル、延べ床面積は1383平方メートル。施設内にはエレベーターを設置しバリアフリー化した。

 事業課業務係の末繁和樹さんは「バスステーションの完成、放飼場の整備後も、いかに安全性を保ちながらバスを運用していくか試行錯誤を重ねた。特に発着所に戻る際にライオンが侵入して来ないようにバスの泥よけやドアがライオンの視覚的にわかりにくくなるように工夫したほか、周囲に水を置いたり進入部分をバスが入るギリギリのサイズにしたりして、ライオンが入り込む隙間をなくすなど複数の対策を講じている」と話す。バスの窓ガラスは、厚さ計16ミリメートルの合わせガラスを使用し、運行練習や非常時の対策訓練も繰り返した。

 当面、入園・乗車には整理券の予約が必要になり、申し込みはインターネットなどで受け付ける。入園は一日あたり最大2000人に、乗車は1台25人の定員を7割にそれぞれ制限し、一日当たり最大1080人が乗車できる。乗車時間は10時~16時(時間指定制)で、所要時間は約10分。当日の指定を受けた時間までに入場券・乗車券の購入が必要になる。

 公園の開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。水曜休園(祝日・都民の日にあたる場合は翌日)。入園料は、一般=600円、65歳以上=300円、中学生=200円(都内在住の場合無料)、小学生以下は無料。乗車料金は、大人(高校生~64歳)=500円、子供(3歳~中学生)・65歳以上=150円、0歳~2歳は無料。

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