立川通りの「小梅の珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)所」(立川市高松町2)が7月8日で、開店から半年を迎えた。
ふっくら盛り上がるようにいれるのが、プロのハンドドリップ技術
オープンは今年の1月8日。コロンビア、エチオピア、グァテマラ、ケニア、ニカラグアなどの生豆を毎日少量ずつ直火焙煎した豆と、ホット、アイスほかカフェゼリー・オレなどテークアウトメニューを販売している。
「小梅さん」の通称で親しまれている店主の本田美代子さんは立川出身。初めてコーヒーを飲み始めたのは、大学卒業後に就職したコーヒー豆の卸販売企業で営業事務の仕事に携わってからだという。退職後、アンティーク雑貨店に勤務したり、会社員の傍ら飲食店でアルバイトをしたりする経験を経て「いつかは自分も一人で全部賄う店を持ちたい」との思いを強めた。
「2020年までアルバイトをしていた西国立のカフェ『ポーターズコーヒー』でハンドドリップの技術や接客スタイルを学んだ」と本田さん。「でもコーヒーをいれる技術を突き詰めたいタイプと、焙煎を突き詰めたいタイプでいうと、自分は後者。カフェではなく焙煎所というスタイルが向いていると思った」と開店までの経緯を振り返る。
専門店同士のネットワークや近隣の飲食店とのコラボイベントなど、地域の横のつながりも大切にしている。「立川通りはローカルな雰囲気で温かい人柄の方ばかり。店同士が連携して人の波が生まれるような流れを作っていけたら」と本田さん。「希望があれば、店内でコーヒーのいれ方のデモンストレーションを行っている。今後もワークショップなどを積極的に行っていきたい。気軽に立ち寄っていただければ」と来店を呼び掛ける。
現在、「ハーフアニバーサリーフェア」を開催している。期間中、200グラム以上の豆の購入客にノベルティー(25グラム)を進呈する。8月12日まで。最新の情報はインスタグラムでお知らせする。