武蔵村山市内に点在する飲食店を巡る街バルイベント「むらり~」の参加店を紹介するガイドブック「むらり~ってなんだ?!」が現在、配布されている。
都内市部で唯一鉄道駅がなく、駅前を中心とするにぎわいのない武蔵村山の地域振興のために生まれた同イベント。街バルといっても飲み「歩き」ではなく、無料で利用できるチャーターバスを用意し、市内広域にまたがる店舗間を巡回し、交通手段を心配することなく楽しめるよう工夫する。バスの中ではほろ酔いの参加者同士の新たな出会いもあり、グループで小旅行や「大人の遠足」気分でイベントを楽しむ様子も見られる。
2016(平成28)年に始まり過去4回にわたって開催してきたが、昨年と今年はコロナ禍のため中止となった。「今年は過去のイベント参加店を冊子で紹介することで、市民にイベントと市内の飲食店を知って楽しんでもらえたら」と今年は冊子を発行した。
松倉武史実行委員長は「実際のイベントでは『バルメニュー』という縛りがあるが、冊子では店が一番推したいメニューや店内の雰囲気などのアピールポイントを自由に掲載してもらえるようにした。店側の視点だけではなく、長年にわたり各店で飲食を楽しんできた実行委員会のメンバーからの意見を『実行委員のおすすめコメント』として載せたことで、店の魅力をより多角的に伝えられたと思う。実際に店を訪れ、『実行委員のおすすめコメント』の真偽のほどを確かめていただければ」と呼び掛ける。
「来年こそは、むらり~バスでお店をグルグル回る通常版のイベントを復活させたい。最終的には当イベントを武蔵村山市民の誰もが知っていて、武蔵村山市内の全てのお店が絶対に参加したいと思えるような大きくて楽しいイベントにしたい」と意気込む。
ガイドブックは、市内公共施設、参加店で配布。むらり~のホームページからもダウンロード可。