立川商工会議所(立川市曙町2、TEL 042-527-2700)と北多摩西部6商工会建設業部会は現在、第3回「多摩のまちなみ・建築デザイン賞」の公募を行っている。
対象となるのは、立川市・昭島市・武蔵村山市・東大和市・国分寺市・国立市・日野市内に建築された住宅・一般建築物・町並み景観で、2003年から今年10月までに竣工し、過去に多摩まちなみ建築デザイン賞で表彰の対象になっていない物件。自薦・他薦は問わない。
専用住宅、店舗併用住宅などの「一般住宅部門」、マンション・工場・保育園などの「一般建築部門」、公園・緑地・住宅街全域などの「まちなみ景観部門」の3部門あり、武蔵野美術大学・松葉一清教授を選考委員長とした9人の審査員が審査に当たる。
建築物の企画や設計・デザイン、施工方法、景観や周辺環境とのバランスなど総合的に評価し、全部門の中から最優良建築物等に「デザイン大賞」1点を表彰するほか、部門ごことに優良賞を表彰。審査委員長特別賞も。発表は来年2月6日に実施予定の「建設業交流プラザ」の場で行い、受賞者には記念パネルと賞状を贈呈する。
「一昨年行われた第2回の公募では、50件弱の応募があった」と同商工会議所の野崎さん。「デザイン大賞」を受賞したのは「まちなみ景観部門」の、鹿島建設が施工した日野市「フォレステージ・高幡鹿島台」。北側斜面の欠点を感じさせないような設計の工夫や、完成から10年経過しているにもかかわらず、住民が同じ環境を維持している努力なども評価の対象になったという。
「現段階で、今年は前回に比べてやや応募数が少ない。住環境や都市景観に対する意識を高め、身近な場所にあるお気に入りの建物や風景などをぜひ推薦していただきたい。多くの応募をお待ちしている」(野崎さん)。
応募締め切りは10月31日。