昭島市は、新型コロナウイルス感染症や物価高騰対策として9月~12月検針分の水道と下水道の基本料金を減免する。
同市では、独自の対策として新型コロナウイルス感染症や、それに伴う物価高騰の影響を受けている給水契約者を支援するため、同期間の検針分を対象に、水道料金と下水道使用料の基本料金を免除または一部減額。減免の内容は、水道料金が給水管の口径40ミリ以下の契約者と公衆浴場は基本料金免除。50ミリ以上は一律1万円減額し、下水道使用料は全て基本料金を免除する。対象期間は、検針が奇数月の地区は9月と11月分、偶数月の地区は10月と12月分。手続きは不要。検針票の「今回使用料金」で確認することができる。
ただし、官公署や、これらに属する施設、既に基本料金に関わる減免措置を受けている世帯、保育施設・社会福祉施設などは対象外。
昭島市水道部業務課収納業務指導担当の小林晴幸さんは「市民や事業者の負担軽減が目的のためスピード感を持って対応したいと思い、申請の必要が無いプッシュ式を採用した。昭島市は東京都で唯一、深層地下水のみを水道水源としている。地下水のありがたさを感じながら、コロナ禍を乗り切りたい」と話す。