「銭湯絵師 丸山清人個展」 が9月29日、国立のギャラリービブリオ(国立市中1、TEL 042-511-4368)で始まった。
「銭湯絵」は公衆浴場の壁に描かれた背景画。丸山清人さんは、現役で活動する国内3人の銭湯絵師のうち最高齢で、映画「テルマエロマエ」でも作品が採用された経歴を持つ。
同ギャラリーは、1932(昭和7)年に開業し40年近く続いた国立初の銭湯「富士見湯」がルーツ。同ギャラリーで丸山さんの個展を開くのは今回で7度目となる。
同展では樹脂板に油性ペンキで描いたB4から畳一畳大サイズまで新作約30点を展示する。同ギャラリー代表の十松弘樹さんは「87歳になった現在も『明日はもっとうまくなろう』と精進し、常に新しい表現を追求する丸山さんの力強い筆跡を至近距離で見てほしい。写真には写らない微細な凹凸も見どころ」と話す。
開催時間は11時~19時。水曜定休。入場無料。10月11日まで。