「坂道ブルイング」(立川市柴崎町2)が自社醸造所で造った初となるクラフトビール2種の提供を始めて2週間がたった。
立川「坂道ブルイング」の醸造所完成 クラフトビール2種を提供開始
同社は、イギリス出身のボイトン・マシューさんとアメリカ出身のダニエル・ベラミさんが2019年11月に設立したクラフトビール製造・販売会社。2020年3月にタップルームを開き、外部の醸造所で造ったオリジナルレシピのビールを提供する傍ら、醸造所の準備を進めてきた。酒造製造免許の取得、融資の獲得などを経て醸造所を完成させ、昨年12月にビール醸造を開始。今月14日にビール2種の提供を始めた。
初醸造となるビールは、ロータスホップとエクノットホップを使ったペールエール「ファーストバッチ」、パインやかんきつの風味がするクラシックなアメリカンIPA「ビッグチケットIPA」(以上880円)。
マシューさんは「醸造所の開設は会社を設立した当初からの夢。コロナ禍にタップルームを開いてから、多くの方にビールを楽しんでもらいながら、ようやく開設できてうれしい」と笑顔を見せる。「ネーミングは、初めての記念すべきビール、高額な施設で造ったことから名付けた」とも。
タップルームからガラス越しに見える醸造所では現在、定番の「柴崎セッション」のほか、ヘイジーIPA、ラガー系ビールを仕込み中。「クラッシャブル(=缶を握りつぶすように飲める意味)な飲みやすいビールが特徴。これから新しいビールをたくさん造って、毎週リリースしていきたい」とマシューさん。「IPAは作りたてがおいしいので、ぜひ飲みに来ていただければ」と呼びかける。
営業時間は12時~21時(金曜~日曜は22時まで)。