立川市図書館(立川市曙町2)が、「令和5年度子どもの読書活動優秀実践図書館」として文部科学大臣表彰を受賞し、5月16日、立川市教育委員会の栗原寛教育長が受賞に貢献した東京立川こぶしロータリークラブを表敬訪問した。
文科省は2002(平成14)年から、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める活動について、特色のある優れた実践を行っている学校・図書館・団体(個人)に対し、文部科学大臣表彰を行っている。
同館が表彰された主な理由として、「たちかわ電子図書館」事業が読書に親しむ児童・生徒の育成に努め、読書を身近なものとして習慣づけることに力を入れており、民間事業者等からの支援を活用しながら読書活動の定着化に取り組んでいることが評価された。
栗原さんは「コロナ禍の2021年4月に電子図書館を開設。9月には小中学校の児童生徒にカードを配り利用を促した。電子図書館は紙の書籍と違い、時期が来るとライセンス期限の更新費用が必要になる。当クラブをはじめさまざまな民間企業や団体から支援いただき運用できていることに感謝する」と話す。
ロータリークラブの大野芳裕会長は「複数年にわたり電子図書寄贈事業をさせてもらい、当館が日本有数の電子図書環境になることを手伝えて光栄。今後も力を合わせて、立川市民にとってウェルビーイングな環境作りをしていきたい」と意気込む。