国営昭和記念公園(立川市緑町)で7月29日、「立川まつり 国営昭和記念公園花火大会」が開催される。
1954(昭和29)年に始まり、60年以上にわたり立川の夏の風物詩として多摩地域の人たちに愛されてきた同大会。長い歴史の中では、天候やさまざまな理由で開催することができなかったことも多く、近年はコロナ禍で中止となっており、4年ぶりに開催が決定。4年前の開催時には、園内の観客数は約26万人、外周道路などを含めると約70万人が花火を観覧した。
今年は5000発を打ち上げる予定。尺玉、1尺5寸玉など都内ではなかなか見ることのできない大型花火やワイドスターマイン、花火職人の競技大会での入賞作品である芸協玉などをそろえ、打ち上げ開始から終了まで観客を飽きさせない演出を凝らす。
メイン会場となる同園「みんなの原っぱ」内の特設エリアで観覧できる有料観覧席のチケットは7月1日10時から販売。2人用レジャーシート付きチケット(8,800円)、1人用椅子席チケット(6,600 円)、団体シートチケット(定員10人、5万5,000円)の3種類。エリア内へは当日16時から入場できる。有料観覧席専用のトイレや売店を用意する。
実行委員会広報担当の星野智哉さんは「当園での花火大会は、みんなの原っぱの芝生の上でゆったりとくつろいで見てもらうことができる。都内では座って見られる大きな花火大会は珍しいので、おひとりさまでも家族連れでも夏の思い出に楽しんでもらえれば。併せて、当日はごみが大量に出るため廃棄処理代の募金箱を設置しているので協力をお願いしたい」と呼びかける。
開催時間は19時~20時。小雨決行、荒天による順延なし。チケットはローソンチケット、セブンチケットで取り扱う。