入場無料の音楽イベント「#たちフェス2023~音楽を好きになる街へ~」が7月27日~29日の3日間、グリーンスプリングス(立川市緑町3)で開かれた。
同イベントは、2024年で創立100周年を迎える立飛グループの記念事業の一環で、開催は3回目。街区内の音楽ホール「立川ステージガーデン」と同芝生広場の音楽イベントと併せて、夏祭りイベント「#たちフェス夏ASOBI」を開催、マルシェやキッチンカーが並び、家族連れなど多くの人でにぎわった。
出演アーティストは、27日=武部聡志さん、chayさんほか、28日=渡辺香津美ジャズギタートリオ、久保田千陽&よっしー、ジーナ&フレンズ、中村あゆみカルテットほか、29日=スチャダラパー、PES、どぶろっくほか。
29日は「立川まつり国営昭和記念公園花火大会」も開かれるため、浴衣姿の観客も多く見られた。出演者のどぶろっくが会場に「県外から来た人はいますか?」と尋ねると、半分以上の人が挙手、遠くは福岡県から訪れたという。横浜市から訪れた横山真美子さんファミリーは、夫婦でスチャダラパーのTシャツ、長女の陽真理ちゃんは浴衣姿で参加。「座って涼しいところで楽しめるライブイベントは子連れにはありがたい。こんなに子どもにウエルカムなライブは珍しいし、花火大会も楽しみ」と笑顔を見せていた。
チケット制の観客席と併せて、ホール後方のスライディングウオールを開放し、外の芝生広場からも自由に鑑賞できるようにした同イベント。これにはアーティストたちも驚き、PESさんは「リハーサル時は閉まっていたのでびっくり。初めて来たけど、いいところ」と外にいる観客に手を振った。3日間のトリを飾ったのはスチャダラパー。ヒット曲「今夜はブギー・バック」のオリジナルバージョン「サマージャム'95」などで会場を盛り上げ、「花火大会に行ってらっしゃい」と締めくくった。