「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局立川立飛局」が2月7日・8日、オーベルジュときと(立川市錦町1)で開かれる。それに先駆け6日、ホテル日航立川(錦町)で藤井聡太王将・菅井竜也八段を迎えて前夜祭が開かれた。
今シリーズはここまで藤井王将が3連勝。本局では、王将3連覇と大山康晴十五世名人の記録を超えるタイトル戦20連覇に王手をかけた一戦として注目を集める。
挑戦者の菅井八段は大勢の将棋ファンを前に「迫力にびっくりした。皆さん、将棋が好きなんだなと感じた。成績は振るわないが、今はすごくいい状態なので明日からの対局に集中したい。頑張ります」と笑顔を見せた。
対する藤井王将は「洗練された素晴らしい雰囲気のところで対局できることは今からすごく楽しみ。2日間にわたる長い対局になるので一手一手、しっかり読みを入れて作り上げていくような将棋にできれば」と意気込む。
4年目を迎えた「立川立飛局」。今年は、対局場をソラノホテル(緑町)から、立飛ホールディングスが昨年4月に開業した「オーベルジュときと」に移し、初めての開催となる。
酒井大史市長が開催地を代表してあいさつを行い、対局者と笑顔で記念撮影に臨んだ。「どちらが勝っても立川が注目される大一番。対局後は『オーベルジュときと』が話題となり、予約が取りづらくなると思うので早めに予約して」と笑いを誘いながら、「それぞれの力を十二分に発揮してほしい」とエールを送った。
併せて、立川産のイチゴを贈呈。例年は立川産ウドを贈っていたことから、「立川と言えばウドだと思ったでしょう。我が家では子どもが奪い合うほどおいしいイチゴ」と紹介した。終了後の食事会でも立川産イチゴのスイーツが振る舞われた。
第4局は7日9時に対局開始。持ち時間は各8時間の2日制で、先手番は藤井王将。