「立川名画座通り映画祭」の歴代グランプリ全10作品の上映会が9月16日、立川シネマシティ シネマツー(立川市曙町2)で開かれる。今年で10周年を迎える同映画祭の記念イベントで、本年度の受賞作品を含めた10分程度のショートフィルムを、スタッフやキャストのエピソードトークを交えながら上映する。
[映画祭]9/13(金)~15(日)柴崎学習館・[10周年記念上映会]9/16(月祝)シネマツー で開催
実行委員長の中村能己さんは「映画館は、学習館で行ういつもの映画祭と異なり、椅子もフカフカで音や映像も格別。歴代の受賞者に報告すると、本格的な映画館での上映をとても喜んでいた。当時のスタッフやキャストにも声をかけて大勢で来てくれるなど、思い入れのある作品の再上映を皆心待ちにしている」と話す。
かつて立川に10館あった映画館の中でもシンボル的存在だった名画座。多くの映画館がなくなっていく中、商店街の有志が2015(平成27)年に同映画祭を立ち上げ、立川市と地元の商店街の活性化と映画映像文化の発展の寄与を目的に柴崎学習館で行ってきた。
中村さんは「第1回の応募作品は、身内の作品を含む5本だけ。そこから徐々に全国から応募作品が集まり、立ち見が出るほどに盛り上がってきた。途中、コロナで作品作りや他県からの入場規制など苦しい時期もあったが、今年は167作品の応募があり、続けることの大切さを実感している」と話す。「大変な時期でも灯を絶やさずに応募してくれた製作者には感謝している」とも。
中村さんは「全国からさまざまな作品が集まり、年々盛り上がってきている。毎年楽しみにしている方はもちろん、初めての方にも足を運んでいただければ」と来場を呼びかける。
開催時間は20時~22時。入場料は500円。