「たちかわ妖怪盆踊り2024」が10月12日~14日の3日間、グリーンスプリングス(立川市緑町3)で開かれた。
立川での開催は3年目を迎えた同イベント。妖怪の仮装や浴衣姿の人々でにぎわう中、生音の盆踊り、音楽ライブ、DJパフォーマンスが行われたほか、街区内にはキッチンカーや妖怪メークブースが並び、妖怪ディスコ、おはやし、見せ物小屋ショーなどのパフォーマンスが会場を盛り上げた。
「狐(キツネ)の嫁入り」では、キツネの妖怪のパレードに続いて、リアルな結婚式「狐の嫁入り儀式」が行われた。新郎新婦は、「TACOWASA Tokyo Tacos(タコワサ・トーキョー・タコス)」(曙町)店主の名島海さん・楓子さん夫婦。2月に婚姻届を提出したという2人は「知らない方からもおめでとうと声をかけられた。温かい祝福を受けて、これからの立川を中心とした生活を思い描くことができた」と振り返る。
ライブパフォーマンスでは、「モノガタリ宇宙の会」「こでんらに~と中西レモン」「イマジン盆踊り部」のステージを参加者が囲んで盆踊りを楽しんだほか、「U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS」「切腹ピストルズ」「珍盤亭娯楽師匠&火縄銃ボーイズ」らがDJパフォーマンスやライブで会場を盛り上げた。
石野卓球さんによる最終ステージでは、芝生広場を妖怪姿の観客が埋め尽くした。会場には子ども連れの姿も多く見られ、市内在住の今村さん一家は2歳の息子を抱いてライブに参加。「夫婦とも音楽が大好きで毎年来ている。アットホームな空間なのに、めちゃめちゃ盛り上がれるところが大好き」と笑顔を見せた。ちょうちんの明かりとレーザービームが彩る広場を、テクノ音楽のDJパフォーマンスで沸かせて、3日間のフィナーレを飾った。