仮想空間サービス「meet-me(ミート・ミー)」上の3次元未来都市「TOYOTA METAPOLIS (トヨタメタポリス)」で2月19日、「押井守と『未来』を語る」と題し、押井守さんとプロダクションI.G(国分寺南町)社長の石井光久さんとのバーチャル独占講演がライブ映像配信される。
ココア(渋谷区)が手掛けるミート・ミーは、カーナビと同等の地図情報から「東京」を再現、現実社会に限りなく近い「コモンセンス」を展開する。トヨタメタポリスは、未来のカーライフをテーマにした3次元未来都市として、トヨタ自動車が同サービス内に昨年10月にグランドオープンした。
押井さんは、アニメや実写映画を中心に活動している日本の映画監督。ゲームクリエーター、小説家、脚本家、漫画原作者と活動は幅広く、世界中に多くのファンを持つ。代表作に「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」など。石井さんは、大学卒業後、竜の子プロダクションに入社し、1987年に独立、プロダクションI.Gを創業。押井さんの作品を多数プロデュースしている。
今回の講演会は、押井さんがトヨタメタポリスのデザインを監修したことから、「バーチャルワールド自体の更なる発展のために、ユーザと直接『未来』について語り合う場をつくった」(ココア担当の阿部さん)。
講演会当日は、19時からトヨタメタポリスのイベントホール内に設置された大型スクリーンに、押井さんと石川さんの実写映像をライブ映像配信。「会場」に「マイキャラ」となって来場するユーザーが、押井さんに直接質問することができる質疑応答の時間も設ける。当日は1,000人ほどのユーザーが集まると見込んでいる。参加者の中から抽選で押井さんのサイン入りDVDが当たる特典も。
「バーチャル空間とはいえ押井さんや石井さんに直接質問をすることができる機会はめったにない。性別や年代問わず、『未来』というテーマについて真剣に前向きに考えてみたい人々にたくさん集まっていただければ」(同)と話す。
講演会は21時まで。参加無料。