パレスホテル立川(立川市曙町2、TEL 042-527-1111)は4月20日より、定額給付金の支給に合わせた1日限定2室の特別宿泊プラン「伝説のマティーニと宿泊プラン」を提供している。
同ホテルは1961(昭和36)年、日本情緒と近代的な設備を兼ね備えたホテルとして丸の内に開業した「パレスホテル」の系列。同所は戦後間もなく、GHQの命で海外からの賓客を招くための国営ホテルとして開業した前身の「ホテルテート」時代より、高度経済成長期の歴史の中で、政治やビジネスの国際的な社交の場となった。
初代チーフバーテンダーの今井清氏は「ミスター・マティーニ」と称された人物で、カクテルの楽しみ方や現代のバーのスタイルを広めた、昭和を代表するバーテンダー。マティーニのベースとなるジンは「ゴードン」にこだわり、伝統の味と技術、接客サービスの姿勢などが、現在も受け継がれている。
同プランは、バーで「伝説」のマティーニとオードブルを味わえる大人向けの、2人利用宿泊プラン。通常24,371円(1人)のデラックスツインルームを12,000円の特別料金で提供する。
同ホテルの伊藤さんは「伝統の味と精神を受け継いだ一杯を、ぜひ味わっていただきたい」と話す。「定額給付金という言わば臨時ボーナスを自分へのご褒美に充て、大人のプチぜいたくを楽しんでみては」とも。
提供は7月31日まで。