深夜の中央自動車道で橋げた架設工事-25分間でスピード架設

巨大クレーンで宙づりにされた橋げたの架設工事現場。

巨大クレーンで宙づりにされた橋げたの架設工事現場。

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 NEXCO中日本は11月25日2時から約1時間にわたり、中央自動車道の上で立体交差する、日野市日野台の一般道路・橋げた架設工事を行った。

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 この工事に伴い、八王子IC~国立府中IC間で本線への一般車両流入が約40分間規制されたほか、調布IC~八王子JCT間で、警察車両の先導による低速走行規制が行われた。100人態勢で臨んだ作業は、深夜2時、待機していたパトカーと関係車両が上下線の各ICを出発し、時速20~25キロの低速で一般車両を先導して現場を通過する約25分間に、750トンの巨大なクレーンが約160トンの橋げたをつり上げる「スピード」架設となった。

 現場作業員によると、「現場は元々畑だったため、大型クレーンを設置するために、約1メートル高の砂利を敷き詰めて地面を安定させるなど、事前の安全対策も厳重に行った」という。小雨の降る深夜にもかかわらず、現場には多くの近隣住民らが見学に訪れ、宙づりになった「緑橋」の橋げたとクレーンを見上げながら工事の様子を見守った。

 近所に住む60代の主婦が「重い橋を架けるという大がかりな工事が、こんなに短時間で済んでしまうなんて本当にすごい」と話していたほか、「高速道路を通行止めにせず、低速走行している間に橋が架かってしまうので驚いた」などの声も上がっていた。

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