一橋大学男子ラクロス部SERPENTSが昨年11月29日、東京・駒沢陸上競技場(世田谷区)で開催された「第1回全日本ラクロス大学選手権大会」決勝で、関西学院大に8-3で勝利し、見事初代学生日本一に輝いた。
創部19年の同部。現在97人の部員が所属している。「スローガンは『常勝精神』。とにかく勝ちを意識している」と話すのは、主将の河邑亮太さん。「強さももちろんだが、モラルや組織力にも自信がある。ラクロスはやらされているわけではなく、自分たちのためにやっている」とも。
「学生日本一」の称号は、同大学男子ラクロス部史上初めて得られたものだが、優勝が決まったときの心境は「意外」だったという。「今まで通りのプレーをしただけで『やり遂げた』という達成感はあまりない。それでも、『自分たちは強いチームだ』と、自分たちにプレッシャーをかけながらプレーできたことは貴重な経験になった」(河邑さん)。
さらに同部の部員のほとんどが初心者にもかかわらず、同大会の4年の細井広高さんがMVPに選ばれた。
なお、同大学男子ラクロス部は、12月13日に行われた全日本選手権準決勝で敗れ、2009年度の活動に終止符を打ったが、「後輩にも自分たちのラクロスに自信を持って頑張ってほしい」と話す。