アミューたちかわ(=立川市市民会館、立川市錦町3、TEL 042-526-1312)で、8月12日から「第16回 たちかわ 真夏の夜の演劇祭」が開催されている。
同イベントは同施設で行われていた「演劇講座」の受講者に発表の場を提供することを目的として発足し、同講座がなくなった現在でも多摩地区のアマチュア劇団の発表の場として毎年行われている。「自分たちの手で作り上げる演劇祭」をコンセプトとし、毎年1月~3月に参加劇団を募集して、その後各劇団の代表者からなる実行委員会がイベントの運営にあたる。参加劇団すべてに共通のテーマを劇団ごとの解釈で展開していくのが特徴。
今年のテーマは「道」。参加するのは、「碧to椿」(8月12日)、「劇団 晴れたらいいね」(8月19日)、「吟友人」(8月19日)、「劇団 ノルテ」(8月24日・25日)、「パッションミュージカル」(9月1日)の5団体。9月2日には俳優、佐々木剛さんによる「役者、演技のあれこれ」と題した特別講演会も行われる。
毎年楽しみに待っているファンも多く、観客動員数は安定しており、大ホールでも2階席まで埋まることもあるという。このほか同実行委員会では、3年前から全1~2回の演劇講座も開講しており、この6月に行われた演出講座には約60人が参加。演劇初心者の人にも、鑑賞するだけでなく、自分たちで作り上げる楽しさを知るきっかけ作りになっている。
同イベント広報担当者は、「ひとつのテーマでも、劇団によって解釈が違うのがおもしろい。ぜひ多くの方に様々な芝居を見てもらって演劇に興味を持ってもらいたい」と話している。
料金は小ホール=1,500円、全席自由。大ホール(吟友人)=A席2,000円、B席1,500円
講演会は入場無料。