国立のギャラリー「アートスクエア櫻文堂」(国立市富士見台1)で10月14日より、「絨毯(じゅうたん)・キリム・ギャッベ展」が開催される。
主催は出版社のアートダイジェスト(渋谷区)。同社は「シルクロードの絨毯」の出版を機に、1994年から日本全国でアフガニスタン・ガズニ州の「アルベル二小・中・高学校」学校建設のための「絨毯&フォークラグ展」を開催。国立では初開催となる。「同校への支援は校舎、井戸、トイレ、砂防壁などの建設が目的。今年は急増する女子児童を受け入れるための教室建設を目標にしている」と同ギャラリーの北島さん。
同展では、パネルで支援状況を紹介するのと同時に、アフガニスタン本来の文化を承け継ぐ素朴で美しい「民族絨毯」や「キリム」を中心に、隣国イランやトルコの伝統の絨毯やカラフルなアート絨毯「ギャッベ」など約150点を展示販売。売上金の一部や同校へ送る。
北島さんは「いまだに内乱やテロが続くアフガニスタンでは、子どもたちの学ぶ安全な場は、現在もほとんど確保されていない。今回の展覧会を通じて少しでもアフガニスタンの現状を知っていただければ」と話す。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。