JR東日本ウォータービジネス(渋谷区)が2月18日、JR国立駅構内に設置したエキナカ自販機acure(アキュア)の次世代自動販売機が同駅利用客から注目を集めている。
次世代自動販売機は、大型タッチパネルディスプレーを操作して飲料を購入する。機械上部のセンサーで購買客の属性情報(性別・年代)を判定し、購入時の時間帯、購入日の気温を掛け合わせてディスプレーに並ぶ商品に「おすすめ」マークを表示する。購入客がいない場合でも時間帯・気温に合わせた商品イメージを表示。災害発生時には遠隔操作により即時に無料で飲料を提供することができる「災害支援ベンダー」としても利用できるという。インダストリアルデザイナー柴田文江さんが手がけた、従来の自販機にない洗練されたデザインも特徴の一つ。
同販売機は、昨年8月に品川駅に設置されたのを皮切りに、JR東日本管内の主要駅に次々と設置。国立駅には2月17日夜に設置し、翌18日より営業を開始した。
「各メディアで紹介されたこともあり、興味関心を持っていただいている方が多い。日頃利用している駅に設置されたのを知って、携帯で写真を撮る人もいるなど話題を集めているのを実感している」と同社広報担当の武藤さん。
今後2011年3月までに100台程度、2012年3月までにさらに400台程度を東京近郊のJR東日本の駅構内で展開する予定。「立川駅や国分寺駅にも近いうちに設置する予定」とも。