国分寺のカフェ「スローカフェ」(国分寺市東元町2、TEL042-401-8505)で3月5日、単行本「紛争、貧困、環境破壊をなくすために世界の子どもが語った20のヒント」の出版記念トークイベントが開催される。
同書は、設立以来「地球一周の船旅」をはじめ、さまざまなクルーズを通して世界200カ国以上で人と人のつながりをつくってきたピースボートが編集した初の「子ども」本。
ペルーのスラムに生まれつつある希望、ツバルの豊かな暮らし、チベット子ども村のモンテッソーリ教育、メキシコのマイクロクレジットと森林農法、アメリカの格差社会を乗り越えるための若者テレビ局、リオの環境サミットで世界中のリーダーを前にスピーチをした当時12歳のセヴァン・スズキが母になった今など、紛争、貧困、環境破壊の現場を生きる世界20カ国の子どもたちを主人公に、子どもの権利条約発効から60年たった世界の「いま」が書かれている。
当日はピースボート子どもの家の小野寺愛さんが司会を務め、ノンフィクションライターの高橋真樹さん、JIM-NET事務局長の佐藤真紀さん、アフリカ日本協議会理事で関西大学客員教授の津山直子さん、チェルノブイリ子ども基金事務局長の佐々木真理さんら、同書の著者10人を招き、トークを展開する。
同店担当の渡邉さんは「今回ご出演いただくゲストの方は、世界20カ国の地域の子どもたちの最前線にいる方々ばかり。その方々を囲んで、日本に住む私たちにできることを探る機会にしたい」と話す。「世界の子どもたちの現状を知りたい、国際社会に対して何かお手伝いしたい、国際協力を始めたいという方にこの魅力的な著者陣に会いに来ていただければ」とも。
開催は18時30分~。料金は2000円(1ドリンク+書籍代)。