日本唯一の江戸糸操り人形劇団が「入門塾」-後継者育成のコースも

入門塾での人形実技の様子

入門塾での人形実技の様子

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 江戸糸操り人形「結城座」(小金井市貫井北町3、TEL 042-322-9750)は7月9日から、「人形遣い入門塾」を開講する。

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 結城座は、旗揚げが1635(寛永12)年。377年の歴史を持つ日本唯一の江戸糸操り人形劇団。国記録選択無形民俗文化財、東京都の無形文化財にも指定されている。

 同座の稽古場での入門塾は、5年ぶり4回目の開講。人形実技の授業を中心に、日本舞踊、古典のせりふ、鳴り物、立ち回り、日本の演劇史や芝居作りについての講座のほか、一流の外部講師による特別授業も行い、結城座の公演の稽古見学や公演への参加など、総合的に人形芝居を学べる約7カ月間(来年1月末まで)の講座となる。

 同座の岡さんは「『専門コース』と『一般コース』にわかれ、専門コースは、実質的な後継者としての人形遣いの育成を目的としているので、将来江戸糸操り人形遣いを目指す意思のある方や結城座の自主公演に積極的に関わる意思のある方に入塾していただきたいが、一般コースは江戸糸操り人形芝居に興味のある方や、演劇に興味がある方に、年代問わず、どなたでも来ていただきたい」と話す。

 応募資格は16歳以上。受講料は6万円(7カ月分、人形実技62コマ(1コマ=120分)、特別講義25コマ(1コマ=90分))。開講以降の入門も可能。開講日・応募方法などはホームページで確認できる。

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