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日野・多摩平団地で「まちびらきイベント」-リノベーションで団地再生

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 多摩平団地(日野市多摩平3)で10月22日、UR都市機構によるルネッサンス計画2(住棟ルネッサンス事業)の街区完成を記念した「まちびらきイベント」が開催される。

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 同計画は、築50年を超える多摩平団地の建物の活用方法を民間事業者から広くアイデアを募集し、選定された事業者が建物の改修工事を行った上で15~20年の長期間にわたり賃貸住宅の運営を手掛けるもの。今年3月に団地型シェアハウス「りえんと多摩平」、6月に菜園付き共同住宅「AURA243多摩平の森」、9月に高齢者専用賃貸住宅(申請予定)多世代住宅「ゆいま~る多摩平の森」と、全ての住棟(全5棟)が完成。公募により「たまむすびテラス」と名称も決定した。

 「懐かしくて新しいこの街には若者から高齢者だけでなく、多摩地区の大学に通う外国人留学生など多世代・多国籍の人々が集い、徐々に地域との交流も広まりつつある」と、りえんと多摩平を企画・運営するリビタの土山さんは話す。

 イベント当日は、中央大学吹奏楽部による演奏や昔の団地の風景を展示した写真展、多摩地区を中心とした美大に通う学生が、住まいながらシェアハウスを芸術空間にするアートイベント「ARTIST in DANCHI」の各種催しや、地元飲食店による飲食ブース、フリーマーケットや子ども向けイベントを用意。建物内部の見学も予定。「もとは全て43平方メートル3Kだった間取りが、リノベーションによりシェアハウスから高齢者住宅まで、どう変化したかをご覧いただきたい」

 「団地の建物を『残す』ことで、旧住民と新住民の間にも自然と会話が生まれている。このイベントをきっかけにさらに交流が活発になり、地域の交流拠点の一つとなっていけば」と土山さん。

 開催時間11時~16時30分。雨天決行。

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