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今年の「一橋祭」で廃食油312キロ回収-二酸化炭素908キロ削減

一橋祭会場内での廃食油回収の様子

一橋祭会場内での廃食油回収の様子

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 今年11月に一橋大学(国立市中2)で開催された「一橋祭」の実行委員会は、同祭期間中に312キログラムの廃食油を回収したと発表した。

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 同委員会は、学園祭運営委員会や環境サークルが集まる「eco学園祭ネットワーク」とユーズ(墨田区)が共同で行う「キャンパス油田」に参加。同祭会場内の模擬店から出た廃食油(使用済み天ぷら油)のほか、地域住民や来場者からも廃食油を回収・リサイクルする取り組みを行った。

 「活気ある模擬店や華々しいステージの裏で毎年多くのゴミや廃食油が生じてしまう。学園祭を運営する立場から環境問題について考え、環境負荷の低いトレーや割り箸の導入を進めるという例年の活動をさらに拡大した。一橋大学がある国立市の地域住民の方々にも協力を呼び掛けることでより効果的な環境対策を行おうと考えた」と話すのは、同実行委員会環境対策担当で一橋大学社会学部2年の池田さん。

 この取り組みで、312キログラムの廃食油を回収し、約908キログラムの二酸化炭素の削減に成功したという。「この二酸化炭素の量は約770本の木が1カ月に吸収する分と同量。今後もこの取り組みをより多くの地域住民の方に発信していくことで、さらに効果の高い取り組みにし、これをきっかけに大学生と地域のつながりを強固なものにしてきたい」と池田さん。「より多くの大学とも協力して環境活動の和を広げていきたい」とも。

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