西武グループの「西武造園」（豊島区）と「プリンスホテル」（同）が4月1日、昭和記念公園（立川市緑町）の管理運営を開始した。

　西武造園は2005年4月から公的施設の運営受託事業を開始。現在では、東京臨海広域防災公園など関東、関西を中心に44カ所の管理運営を手掛ける。プリンスホテルは今回が初めての公的施設運営の受託。

　西武造園とプリンスホテルの2社共同体と国土交通省関東地方整備局との間で昭和記念公園および武蔵丘陵森林公園（埼玉県比企郡）の運営維持管理業務契約を1月16日に締結。同園は、西武造園を代表企業、プリンスホテルを構成企業として運営することが決定した。契約は2015年3月31日までの3年間。

　「ホテル経営で培ってきたお客さま目線でのサービスや接遇マインドを、公園に来られた方への対応やサービスなど全面的に取り入れていきたい。『いらっしゃいませ』『ようこそお越しいただきました』という感謝の気持ちを常に表現していきたい」と同園広報担当者。

　同園では、現在「Flower Festival 2012」を開催中。期間中は花の見頃に合わせてスタンプラリーや各種イベントなども展開する予定。「公園を楽しみに、多くの方に足を運んでいただきたい。来園された方が一緒になって心の底から笑い合い、元気になれる、豊かな公園づくりを目指していきたい」とも。

　入園料は、大人＝400円、子ども＝80円。今月15日、29日は無料入園日。開園時間はホームページで確認できる。