立川市の市民団体「福島と立川の子どもたちの会」は、福島の子どもたちを立川市に招待する「すまいる×すまいるプロジェクト」開催に向け、寄付、ボランティアを募集している。
「福島の子どもたちに笑顔を」と願う立川市内の子育て中の主婦や看護師、市議ら約15人が今年5月に結成した同会。代表の谷山さんは「友人が清里の休暇村に福島の子どもたちを招待し、参加した子どもたちがとても喜んでくれたという話を聞いた。私も立川で子どもたちが笑顔になるためのサポートができないかと思い、知人に声を掛けたのがきっかけ」と話す。
同プロジェクトは、福島第一原発事故の影響で外で自由に遊べない福島の子どもたちを立川市に招待し、思いっきり屋外で遊びを楽しんでもらうというもの。初めての実施となる今夏は、7月28日から2泊3日、郡山市や福島市、いわき市を中心に、付き添いの親も含め52人を招待。子どもたちは、国営昭和記念公園(立川市緑町)で花火を観賞したり、園内のプールで遊んだりするほか、うどん打ちやバーベキュー、竹トンボ作りなども予定する。子どもたちや親は、同市の協力で立川競輪場の選手宿泊棟に無料で宿泊する。
同会は今月21日、滞在中の食費や貸し切りバスの費用およそ80万円を捻出するため最後の募金活動を行う。同時に、子どもと遊んだり、当日の準備や進行を手伝うボランティアも募集している。「活動に賛同してくださる企業、団体、市民の方にぜひ協力いただきたい」と谷山さん。
「立川で子どもたちが遊びに集中できればいいなと思う。これからも毎年、できるだけ長く続けたい」とも。
詳細はホームページで確認できる。問い合わせは、谷山さん(TEL 080-4899-2940)まで。