高松町商店街振興組合は7月21日、「キャンドルナイト・トコちゃんの夏～エコロジーサマー～」と題したイベントを開催する。

　昨年に続いて2回目となる同企画。「昨年の震災以後、各商店では営業時間と計画停電の時間が重なり困った。その経験を踏まえ、深刻化するエネルギー問題を地域全体で再考し、手作りキャンドルで節電に協力しながら暗い商店街に明かりをともしたいと考えた」と話すのは同組合の新井布敏さん。

　当日は商店街全域を1時間ほど消灯し、震災復興祈念を行う。使用する600個のキャンドルは立川第五小学校PTA・都立砂川高校など近隣学校の協力を得て制作。立川通り沿いのガードレールには保育園などの児童によるイラストを掲げ、地域一体となってエコロジーへの思いを表現する。

　併せて、打ち水行進、エコ商品の販売などの催し、商店街PRキャラクターのトコちゃん着ぐるみのお披露目も予定する。絵画教室やお菓子のつかみ取りなど小さな子ども向けの企画も用意する。

　昨年は約150人が参加し、キャンドルの幻想的な明かりに好評を得た一方で、「盛り上がりに欠ける」との声もあったという。「商店主の高齢化などスタッフ不足が懸念されている。SNSなどを利用して、多くの若い人にも参加してもらい、地域を巻き込んでイベントを盛り上げたい」と新井さん。

　開催時間は14時～20時（雨天順延）。