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国立駅近くに木造家屋を改装したギャラリー、堀ごたつなど趣残す

プレオープン企画の「岡崎武志原画展」の様子

プレオープン企画の「岡崎武志原画展」の様子

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 国立駅近くに9月1日、築半世紀の木造家屋を改装した「GALLERY BIBLIO(ギャラリー・ビブリオ)」(国立市中1、TEL 042-511-4368)がオープンした。

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 同ギャラリーオーナーの十松(とまつ)弘樹さん所有の1965年(昭和40年)築の住宅を改装。「建築当初は駅前エリアで最もモダンな家だったが、半世紀近くたち最も古い建造物になっていた。欄間(らんま)の彫刻や木の建具、模様ガラスなど、近年の建物にはない味のある風情に気づいた」と十松さん。駅前徒歩2分という好立地を生かし、「住民の皆さんが気軽に立ち寄れる場所を作りたくなった」。編集者出身でイベント企画などに興味があり、美術館巡りが趣味ということも、ギャラリーオープンのきっかけになったという。

 展示スペースは広さ23平方メートル、壁面総延長は15.5メートル。出窓展示台、ショーウインドー、照明などの展示設備を備えるほか、畳敷きで堀ごたつといった日本家屋の趣も残す。「独自企画を展開しつつも、貸しギャラリー、貸し会議室として、地域の方に気軽に使っていただきたい。アートをもっと身近なものとして、かつ国立という街をもっと面白くしていくことに役立てれば」とも。利用料金など詳しくはホームページで確認できる。

 オープニングイベントとして、「小梅ちゃん」「赤色エレジー」などで知られる林静一さんの個展「林静一現代美人画展『読む』」を開催中。読書する女性を描いた約40点の作品を展示。開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。水曜定休。入場無料。9月18日まで。

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