武蔵村山の「モノレールを呼ぼう!市民の会」(武蔵村山市商工会内、TEL 042-560-1327)が3月24日、多摩モノレールの車両を貸し切り、イベントを開催する。
武蔵村山市内には鉄道駅が無く、都心部への通勤・通学に多くの時間がかかる。公共交通の便が悪く、大型商業施設もあることなどから自動車の利用が多く、市内の幹線道路は慢性的な道路渋滞に陥っている。
同会は多摩都市モノレールの次期整備路線「上北台駅・箱根ヶ崎間」の早期実現を目的として2009年に発足。署名活動や都知事や担当局長への要望活動、モノレールまつりの実施など、地域住民と連携して促進活動を展開している。
当日は、上北台駅と多摩センター駅の往復の車内で、車窓から見える景色の中に仕掛けられた文字を見つけ組み合わせるクイズや大道芸人によるパフォーマンスなどを実施。多摩センター駅での停車時間にはダンスイベントや軽食提供も行う。「モノレールを使ったイベントで体験乗車をしていただき、今後の乗車利用促進と早期延伸の機運を盛り上げることを目的としている」と事務局長の高橋茂明さん。
「当会ができたことによる効果は大きいと感じている。今までは市民レベルでの要望活動は一切なく、東京都は市民が期待しているとはそれほど思っていなかったようだ。昨年度、新青梅街道の瑞穂町側の箱根ヶ崎から武蔵村山市境までの1.4キロ区間の拡幅の事業認可が下りた。これにより上北台から武蔵村山市神明4丁目までの1.1キロ区間と合わせて、上北台と箱根ヶ崎の両側から拡幅工事が進むことになり、モノレールの延伸に向けた環境整備が大きく前進する」と期待を寄せる。
参加費は2,000円。イベントの詳細、申し込み方法はホームページで確認できる。