国立駅近くのギャラリービブリオ(国立市中1、TEL 042-511-4368)で5月17日から、国立市出身で現在スロバキア在住の絵本作家・降矢(ふりや)奈々さんの絵本原画展が開催される。
「この展示を通じて、降矢さんの呼びかけで始まった『手から手へ展』について知っていただきたい。国立出身で世界に羽ばたいた絵本作家の作品世界を、市民の皆さんにお楽しみいただきたいと企画した」と店主の十松(とまつ)さん。
「手から手へ展-絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ」は、世界7カ国110人の絵本作家が参加する東日本大震災の被災者をアートで支援する活動。ヨーロッパ巡回展を終え、日本では3月の長野を皮切りに、今月22日から東京・練馬の「ちひろ美術館」で開催される。
「手から手へ展」に連動して開く同展は3部で構成。第1弾は降矢さんの代表作「めっきらもっきらどおんどん」から18作品を6月4日まで展示。6月13日~25日は「ちょろりんのすてきなセーター」、7月11日~23日は「おっきょちゃんとかっぱ」。
「3.11以降、自分にできることは何かと考えていらっしゃる方、絵本の好きな方、降矢さんのファン、国立が好きな方、小さいお子さまからお年寄りまでお越しいただければ。会期中の土曜・日曜・祝日には絵本の読み聞かせ会を行うので、お子さまにもぜひ」
開館時間は11時~19時(17日は16時30分まで、6月4日・25日と7月23日は17時まで)。水曜定休。入場無料。