立川市・シネマ通りに、アニメ映画「聖☆おにいさん」の展示コーナーが出現し、話題を呼んでいる。
今月10日から劇場公開された同作。「モーニング・ツー」(講談社)で連載中の中村光さんのギャグ漫画を映画化したもので、立川市が舞台。「シネマ通り」は作中に登場する「ハッスル商店街」のモデルとなった。
「映画をより深く知ってもらう場所、また立川の街の中に『聖☆おにいさん』とつながる場所をつくりたいと思い、商工会議所やシネマ通り商店街に相談させていただいた。シネマ通り商店街・園部肉店の園部さんから、『商店街のスペースを使ってはどうか』と連絡をいただき、実現することができた」と、アニプレックス企画制作グループ宣伝部の南成江さん。
同展示コーナーは、シネマ通り商店街にあった八百屋「飯田青果店」(立川市曙町2)の跡地。同作の主人公、イエスとブッダの部屋をイメージした畳敷きのスペースにテレビやちゃぶ台を設置した一角があるほか、劇中に登場する立川のシーンのパネル展示や、イエスとブッダの等身大パネルを設置。来場者が2人の写真を撮影することもできる。「パネルをじっくり見ていただくと、皆さんが普段生活されている立川の街並みを見つけていただけると思う」と南さん。
「商店街の皆さんの厚意で成り立っている場所。映画で見た商店街を実際に体感していただけたり、映画の事前勉強になったり、作品そのものを知っていただく機会にもなると思う」
公開時間は11時~17時(都合により変更となる場合もあり)。入場無料。5月31日まで。