国立市・谷保でキツネ被害-谷保天満宮の鶏激減、注意呼び掛ける

近隣の畑では、キツネの巣穴と思われる穴が発見されている

近隣の畑では、キツネの巣穴と思われる穴が発見されている

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 国立市・谷保周辺に野性のキツネが現れ、家畜が襲われるなどの被害が拡大している。

 谷保周辺でキツネが目撃されるようになったのは、昨年11月から。谷保天満宮の境内で放し飼いにされている鶏が襲われ、計7羽が被害に遭った。当時目撃されたキツネは1匹。明け方ごろ、同天満宮の境内から巣に戻っていくキツネの姿を、犬の散歩をする近隣住民らが目撃したという。

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 その後、キツネによる被害はなくなっていたが、今年4月からゴールンウイークにかけ、再び谷保天満宮の鶏がキツネに襲われ始め、30羽いた鶏が3羽にまで激減。最近では近隣の住宅で飼われているウコッケイ5羽が襲われるなど、谷保天満宮の鶏以外にも被害が出始めた。近隣の畑には、キツネの巣穴と思われる2メートルほどの深さの穴が何カ所か発見されており、穴の中には鶏の羽などが残っていたという。

 「春に子どもが生まれたらしく、最近は親ギツネ1匹と子ギツネ2匹が目撃されている。子どもを食べさせるため、再び出没するようになったようだ。鶏は夜、木の上で眠るが、朝になると地上に降りてくる。本来夜行性のキツネだが、鶏を捕るためか、朝明るくなってからも境内で目撃されることもあった。最近は、鶏も鳴かなくなってしまった」と同天満宮・権禰宜(ごんねぎ)の菊地さん。

 「市に相談したが、キツネは保護動物のため、都に申請し『害獣』と認定されなければ保護・駆逐することができないということだった。新たに鶏を飼うにも、キツネがいなくならなければまた同じことになってしまう。どうしたらいいか困惑している」という。

 「キツネは穴を深く掘れるので、柵をしても掘って下から入ってくる場合がある。小動物だけでなく、猫も食べるというので、近隣の方は十分注意してほしい」と呼び掛ける。

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