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立川のシネマシティ、毎月19日は「エルビスの日」-極上音響上映で

「シネマ・ツー」aスタジオ場内の様子

「シネマ・ツー」aスタジオ場内の様子

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 立川のシネマシティ(立川市曙町2)は、シネマ・ツーで毎月19日に「ELVIS:That’s the Way It Is」極上音響上映を行っている。

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 極上音響上映は、細かい音の調整が可能となる独自の音響システム「kicリアルサウンド」を使って、開発者でもあるサウンド・スペース・コンポーザー井出祐昭さんとサウンドシステム・デザイナー増旭さんが映画1本1本に合わせて最適な音響に調整し「極上の」音響を提供するもの。同館担当者は「調整を一流の音響家の手に委ねることで、魅力を最大限に引き出すことができる」と説明する。これまでマイケル・ジャクソンをはじめ、ビートルズや忌野清志郎など多数のアーティストの上映を行う。

 同プログラムは1970(昭和45)年にラスベガスのホテルで行われたショーを撮影したもので、ライブが中心。「映画を見るというより、まさに音楽ライブを味わえる。音響調整の方向性もボリュームも、いわゆる映画とは別もの」と担当者。昨年秋に上映し「ベガスで何回もライブを見たが、そのものずばりの音で素晴らしい」(60代女性)、「おじいちゃんが好きだったエルビスを見に来た。音がとてもよく、本物のライブを見た気分」(20代女性)など好評だった。

 多くの再上映のリクエストを受け、エルビス生誕80周年を迎える来年1月に向けて、今年2月から12月までの毎月19日を「エルビスの日」とし、同作を上映する。担当者は「40年以上前の作品だが、その音の持つ力を全て引き出そうとし、出来上がった音は長い時が過ぎ去ったことを忘れる臨場感あふれるものとなった」と喜ぶ。音楽評論家・湯川れい子さんは「エルビスは声の人。エルビスの声は、エルビス本来の声として聴こえなければならず、そういう音響を完備した劇場でなくてはいけない。そのことを、理屈を超えてわかっている劇場」とメッセージを寄せる。

 立川シネマシティ専務取締役の川手さんは「ありがたいことに多くの世代の方々から絶賛の声を頂いている。リピーターの方も多く、エルビスファンの集いの場となれば」と期待する。「当館で最高の音で『King of Rock’n Roll』エルビス・プレスリーを体感していただきたい。臨場感を出すために今では珍しいフィルム上映で、字幕もあえて付けていない。古くささなどみじんも感じさせない『カッコいい』エルビスがそこにいる。往年のエルビスファンだけでなく、若い方々にもぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 上映は月によって昼のみと昼と夜の2回を予定する(6月は昼のみ)。料金は1,800円(各種割引なし)、シネマシティズン(有料会員)は1,000円。チケットはインターネットと窓口で3日前から購入できる(シネマシティズンは4日前から)

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