立川駅周辺の指定喫煙場所、全て廃止へ 11日に実施

11日の廃止を前に、立川駅周辺でキャンペーンも展開された

11日の廃止を前に、立川駅周辺でキャンペーンも展開された

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 立川市は7月11日に、立川駅周辺に設置中の指定喫煙場所を全て廃止する。

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 2008年6月に「立川市安全で快適な生活環境を確保するための喫煙制限条例」が施行されて以来、立川市内全域では公共の場所での歩きたばことポイ捨てが禁じられている。立川駅周辺を中心とした半径250メートル以内の区域と、西国立駅を中心とした半径150メートル以内の区域では、立ち止まっての喫煙を含めた路上喫煙を全て禁止しているが、立川駅周辺の特定地区内には喫煙可能な指定喫煙場所を4カ所設置していた。

 しかし、市民や来街者からの受動喫煙などに関する苦情が増加し、現在の喫煙場所に効果的な受動喫煙防止策を講じることが難しいことや、適当な代替地がないといった理由から今回の4カ所の指定喫煙場所を全て廃止することになったという。

 今回の廃止に向けて、今年1月から地域団体への説明を開始し、4月から本格的に市民に広報。現在ある喫煙場所にも廃止を周知する看板を設置したほか、立川市喫煙マナーアップ実行委員会と協働でキャンペーンも展開している。立川市環境対策課の担当者は「指定喫煙場所の廃止までの間、地域や利用者に周知啓発を図っていく。廃止後も歩きたばこやポイ捨てが増えることが懸念されるので、指導などを強化し、立川駅の美観と快適性を確保していきたい」と話す。

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