国立の多摩川河川敷で「国立まと火」 連なる火を新たな風物詩に

昨年の「国立まと火」の様子

昨年の「国立まと火」の様子

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 国立市の多摩川河川敷公園グラウンド(国立市谷保)で7月23日、「国立まと火」が開かれる。

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 「まと火」とは北秋田郡合川町(現北秋田市合川地区)で、古くから春彼岸の中日と8月のお盆に行われてきた伝統行事。墓地や河川敷で「ダンボ」という木綿のボールに火をともし、先祖の霊を弔い、豊年満作と家内安全を祈る。

 国立市は同地区と30年にわたり児童交流事業を行ってきたこともあり、「クリーン多摩川(多摩川河川敷を清掃するボランティア活動)」30周年記念事業として同行事を検討。同地区の賛同、協力を得て2014年に「国立まと火」としてプレ実施した。市民にも好評で翌年から本開催を続けている。

 当日は約600個の「ダンボ」と竹灯籠に火をともす。火は約60分間燃え続けるという。国立天神太鼓と、応援参加の北秋田合川太鼓の競演も予定する。

 同市生活環境部の室田守さんは「国立の夏の恒例行事、風物詩として市民の癒やしになるイベントに定着していければと思っている。夏の夜の河川敷での幻想的な風景をご覧いただきたい」と話す。

 18時開場、19時30分点火。雨天決行。

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