くにたち市民芸術小ホール(国立市富士見台2)は7~8月、「演じることで街を感じるワークショップ」を開催する。
ワークショップは、「まちかど教室」「公民館講座」などを通じて演劇に触れた国立市民が中心となって結成された劇団「えんがわカンパニー」が担当する。講師を務めたファシリテーターのおきなお子さんが主宰し、年齢も職業もさまざまなメンバーが、ワークショップや定期的な稽古を続け、国立の街をテーマとした演劇を披露している。
同劇団は、昨年の国立市制40周年の際に、ソーントン・ワイルダーの「わが町」を原作とした作品て「わが街~くにたち」を創作。国立に暮らしてきた人たちにインタビューし、メンバーでフィールドワークを重ね、この街が文教地区になる以前から(昭和26年~)今日までを、街の歴史や国立市に住む人々の個人史を生かす形で脚色した。
昨年11月に上演した同作品は好評を得、今年8月24日に演出・出演者を変えての再演が決定。上演に伴い、今回のワークショップが企画された。ワークショップでは、上演作品と同じ脚本を使い、参加者が主人公として参加・体験することにより、参加者同士の交流を図るもの。最終日には舞台の用意もある。演劇が初めての人が多い場合は、簡単なゲームやエクササイズからスタートし、リラックスしてから演技を行うなど、柔軟に対応するという。おきさんは「参加者一人ひとりの『創造力』をみんなで見つけ、このメンバーならでは、といったグループカラーを全員で共有したい」と話す。
「演劇に興味がある人、国立・その他地域への思いを持つ人に参加いただきたい。演劇なんてやったことがない、人前に出るのがちょっと苦手(でも、やってみたい)という人も大歓迎。一人でやるわけではないので仲間と一緒に創り上げる演劇の醍醐味を味わってほしい」(おきさん)とも。
同劇団では現在、ワークショップの参加者を募集している。開催日時は、7月2日~8月20日の毎週水曜19時~21時。参加費は4,000円(テキスト代込み)。応募締め切りは5月31日。
国立楽器、親子で楽しむ「テューバコンサート&金管楽器試奏会」(立川経済新聞)「SO-ZO国立」記念ボジョレ・ヌーボー、一橋大学生がラベルデザイン(立川経済新聞)小劇場を稽古場として貸し出し-川崎市アートセンターが創造支援(町田経済新聞)道頓堀極楽商店街「ゑびす座」で「吉本新喜劇」風演劇(なんば経済新聞)演劇ユニット「チェルフィッチュ」、今年の海外ツアー開始-アジア初公演(シンガポール経済新聞)下北沢に演芸の風を根付かせたい-演芸と演劇の融合イベント「渦」(下北沢経済新聞)演劇プロデュース集団「ユリイカ百貨店」が公演-下鴨の劇場で(烏丸経済新聞)えんがわカンパニーくにたち市民芸術小ホール