ディスクユニオン国立駅前店（国立市北1、TEL 042-577-3521）で6月15日、ニューヨーク・スカバンドを代表するザ・スラッカーズ（The Slackers）のボーカリスト、ヴィック・ルジェイロ（Vic Ruggiero）さんの単独インストアライブが開催される。

　同バンドは1991年、ニューヨークで結成された。スカ、レゲエ、ソウル、ガレージロック、ジャズなど様々なジャンルを独自にミックスさせた音楽スタイルが特徴で、ニューヨーク・タイムズ紙で「ニューヨークを代表する素晴らしいサウンド」と評されたこともある。数多くのステージをこなすことでも有名で、世界各国のビッグツアーから小さなライブハウスやバーでの演奏まで、規模の大小を問わず精力的に活動を続ける。2005年の初来日以降は定期的に日本でもツアーを開催し、東京スカパラダイスオーケストラとも共演した。

　シンガーソングライターであるヴィックさんは同バンドの中心的人物で、今回の単独ライブはバンドの来日ツアーの合間を縫って行う。ライブは5月23日のソロアルバム発売を記念して行われるもので、バスドラム、ハーモニカ、ギターなどの楽器を一人で駆使するオーガニックサウンドは、曲ごとにさまざまなジャンルの要素を取り入れたもの。同店の黒須さんは「ボブ・ディランやビートルズが好きな人にも楽しめる」と話す。同バンドのベスト盤CDがディスクユニオンの傘下レーベル「Ska In the World Records」よりリリースされている縁もあり、以前から同バンドとヴィックさんのファンである黒須さんの強い希望がかなうかたちで、今回のライブが決まったという。

　「ヴィックさんの音楽は幅広い年齢層の人に受け入れられるはず。スカ・ファンの間では以前から有名なアーティストだが、今まで知らなかった人にもこのライブをきっかけに聴いてもらえたらうれしい」と黒須さん。「滅多にないチャンスなので、ぜひ足を運んでいただきたい」とも。

　ライブは19時から。演奏時間は40分程度を予定している。

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