アフリカの民族楽器「カリンバ」ライブ-国分寺のオーガニック・カフェで

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 国分寺の「カフェスロー」(国分寺市東元町2、TEL 042-401-8505)で8月9日、アフリカの民族楽器「カリンバ」の演奏者たちによるライブイベント「カリンバギャザリング」が開催される。

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 同店は、明治学院大学教授の辻信一さんが経営するオーガニック・カフェで、地球とそこに生息する生物の有機的なつながりについて再考を促すメッセージを2001年のオープン当初より発信してきた。夏至と冬至に電気を消し、ろうそくの明かりの中で環境、平和、家族など現代社会の生活の中で見落としてしまいがちなことをゆっくり考えるイベントとして全国的に知られるようになった「100万人のキャンドルナイト」は同店が発祥の地。

 「カリンバギャザリング」の主催者で、元「じゃがたら」・現「サヨコオトナラ」のギタリストとして活躍するOTOさんは、地球温暖化問題など、環境や人類の経済生活について情報を発信し続ける同店で、オープン当初から演奏活動を行ってきた。

 カリンバは、鉄や竹の棒を親指の爪ではじくことによってオルゴールのような音色の出る楽器で、アフリカ諸国ではムビラ、イリンバなど、様々な名称で古くから親しまれている楽器。現代ではファンクやブルーズのミュージシャンたちが使用するなど、演奏アレンジも多岐にわたる。

 同イベントは、OTOさんとカリンバ奏者・リュウイチさんのユニットに、アイルランド太鼓奏者のトシさんが参加する「ムビラトロン」、タンザニアの伝統舞踏・パフォーマンスグループ「ハクナターブ」、和太鼓や尺八など日本の伝統楽器とのコラボレーションを展開し、ハイスピードな独特の演奏方法を編み出した「HIROYUKI」、野外イベントや鍾乳洞での活動を精力的に行っている「たどころ~る」の計4組のアーティストが出演予定。タンザニア親善大使を務め、自身もアフリカンダンスを体得する女優・吉本多香美さんによるアフリカ民話の読み語りも予定しており、吉本さんが訪れたギニアの村での資料や映像の上映も検討中という。

 「何を提供するかはその日に入荷する食材次第だが、イベントのキーワードであるアフリカにちなんだ料理の提供を考えている」と同店の間宮さん。「音楽や人とのつながりを感じながら、多種多様なカリンバの演奏を楽しんでいただきたい」(OTOさん)。

 開場は15時。演奏時間は16時~20時。料金は、前売り=2,500円・当日=3,000円(共に1ドリンク付き)。

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