
立川のカフェ「Adam's awesome PIE(アダムスオーサムパイ)」が4月から、「こどもアップルパイ」を100円でテイクアウト販売する「100円こどもパイの日」を毎月第一水曜に定期開催する。
同店とエフエム立川のラジオ番組「ママ夢ラジオ」のコラボ企画。地域貢献を目的に創業70年の青果卸問屋プロデュースカフェとして2016(平成28)年にオープンした同店は、りんご問屋の強みを生かして作った「りんごの味が主役のアップルパイ」が看板商品で、長野県の提携農家や市場からふぞろいのりんごを購入し活用することで食品ロスを防ぐなど環境に配慮した商品作りや、キッズスペースの設置、子どもと楽しめるイベントなどをこれまで企画してきた。
「ママ夢ラジオ」は、全国のローカルラジオ局で地域の母親たちが街の人やスポットを取材しラジオパーソナリティーとして発信を行う。「ママと地域をラジオでつなぐ」をコンセプトに番組作りをしており、多摩地域でも放送を行っている。
同番組事務局コミュニティーマネジャーの平端弘美さんは「日々子育てで忙しくしている母親たちにホッとできるひと時と、放課後お小遣いで買いに行けるスイーツを子どもたちにも楽しんでもらいたいとの思いから、コラボスイーツを企画した」と話す。
同商品は、通常のアップルパイと全く同じ味で内容量を減らした物を1カット=100円で販売する。対象は18歳までで、販売個数は来店した子どもの人数までとする。子どもだけの来店も可。
同店オーナーの根津祐太郎さんは「経済的な理由からスイーツを購入する機会があまりないという家庭も存在すると思う。駄菓子感覚で楽しむのもよし、はじめてのおつかい感覚でも利用いただけたら。大人と同じスイーツを食べることにより本格的な味を知る機会にもなる」と話す。
「子育て中の母親は忙しく休める時間が限られているので、子どもと一緒に同じアップルパイを食べて少しでも癒やしの時間にしてもらいたい。毎月第一水曜は、母親と子どもたちに楽しみや夢を与えられる日にしたい」とも。
平端さんは「番組コンセプトでもある地域とのつながりを大切にしたい。子育て世代をはじめ、多摩地域に暮らす多くの人に、100円こどもパイの日を知ってもらえたら」と話す。
営業時間は11分30分~20時。