見る・遊ぶ 学ぶ・知る

立川で防災イベント 一日消防署長にフェンシング選手の江村美咲さん

前回東京消防庁第八消防方面訓練場にて行われた「立川消防フェア」の様子。

前回東京消防庁第八消防方面訓練場にて行われた「立川消防フェア」の様子。

  • 9

  •  

 防災イベント「たちかわ防祭~みんなで楽しく学ぶ防災~」がアリーナ立川立飛で、「立川消防フェア2025」がドーム立川立飛横エリア(いずれも立川市泉町)で、3月1日、同時開催される。立飛ホールディングス(栄町6)と立川消防署(泉町)の共催。

前回東京消防庁第八消防方面訓練場にて行われた「立川消防フェア」の様子

[広告]

 同社は創立100周年事業の一環として、地域貢献につながるイベントや施策を行うプロジェクトチームを発足。昨年の能登半島地震をはじめ、日本各地で頻発する自然災害に対し、地域の防災力を日常から高めたいという思いで企画した。

 同社広報部広報課係長の後藤蓉子さんは「当社が大切にしている『スポーツ』を活用し、『やらなければいけない防災』から『やってみたい防災』に意識を変えたい。楽しいイベントを行えば、市民の防災に対する知識や経験、体力を身に付けられると思い、消防署と共催で消防イベントの開催を決めた」と話す。

 同社が主催する「たちかわ防災~みんなで楽しく学ぶ防災~」では、防災スポーツプログラム「防リーグ」5種類を体験できるほか、1000食分の非常食の配布、ペットの防災やフェーズフリーなど防災にまつわる5団体のブース出展、キッチンカーなどの計6店の飲食販売、抽選会に参加できるスタンプラリーを行う。併せて、「防災×スポーツ」トークショーでは、一日消防署長を務める同社所属のフェンシング女子サーブル選手の江村美咲さんと、阪神・淡路大震災をきっかけに「防災スポーツ」を立ち上げたシンク(千代田区)社長の篠田大輔さんが対談する。

 同署は、3月1日~7日の「春の火災予防運動」の時期に合わせて、火災予防の広報を目的に、1999(平成11)年から「立川消防フェア」を開催。今回で22回目となる。例年は、東京消防庁第八消防方面訓練場(泉町)で行っていた。

 「立川消防フェア2025」では、事前申込制で「はしご車搭乗体験」を実施。対象は都内在住の小中学生。そのほか、消防車に乗って会場を周回する「ポンプ車乗車体験」、ミニ防火衣とミニ消防車で記念撮影、消防車両の展示、江村さんの放水指揮なども行う。

 同署予防課防火管理係長の田中学さんは「例年は単独で消防イベントを行っていたが、今回は立飛ホールディングスと協力し大規模な内容になる。いずれのイベントも親子で楽しめる内容なるので、市内や近隣市の人を中心に、たくさんの家族に来場いただければ」と呼びかける。

 開催時間は10時~15時30分。立川消防フェアの一部プログラムは事前予約や整理券が必要。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース