
昭島駅北口にあるログハウスや木の家の展示場「LOGWAY BESS(ログウェイ・ベス)多摩」(昭島市代官町1)で9月13日、「昭島を楽しむ『暮らしのマルシェ』」が開かれる。
BESSは、アールシーコア(東京都渋谷区)が手がける木の家の住宅ブランド。全国に32カ所の単独展示場「LOGWAY」を展開し、BESS多摩は2018(平成30)年にオープンした。
「地元の衣食住をBESSの家で」をテーマに、同展示場と市内の飲食店や古着店がコラボする同イベント。長塚酒店、昭島パスタ工房、古着屋Big Fishがドリンクやパスタ、軽食などを用意し、庭やログハウスの室内で飲食や買い物を楽しめるようにする。併せて、木製カードスタンドを作る無料ワークショップも行う。同所で昭島市内の店が集まるマルシェは今回が初めて。
開催のきっかけは、「長塚酒店」店主の長塚信一さんが毎週、店の駐車場で開いてきた「長塚バル」。キッチンカーや古着店が並び、地域の交流の場となってきた。長塚さんはキャンプ歴50年で、ボーイスカウト隊長も務めたほどのアウトドア好きで、9年前にはBESSの無垢(むく)材を生かした住宅を建てた。地域に根ざした展示場を目指し、地域とのつながりを深めたいと考えていたBESS多摩の成田陽向子さんが、長塚さんに「衣食住」をテーマにしたイベントを提案し、今回のコラボが実現した。
成田さんは「昭島と衣食住がこのイベントのキーワード。BESSのスローガンは『住むより楽しむ』だが、衣食住や日常を楽しむことは人生にもつながる。主体的に地域に関わり、日常を楽しむ出店者と、地域を愛する人がつながって、緑いっぱいの会場で未来の暮らしをイメージしていただければ」と話す。「このイベントが暮らしを楽しみ、地元を好きになるきっかけになれば」と来場を呼びかける。
開催時間は15時~19時。入場無料。