昭和期の街の風景に触れてもらうデジタルスタンプラリー「たちかわ昭和の街巡り」が現在、立川市内で開催されている。主催は立川商工会議所。
昭和100年の節目を記念し、立川の街の移り変わりを知ることができる場を提供しようと同商工会議所の商業部会が企画した同スタンプラリー。スマートフォンで特設サイトにアクセスし、位置情報を用いてスポット付近でスタンプを取得する仕組み。立川駅北口・南口エリアの商業施設を中心に、伊勢丹やアレアレア、子ども未来センターなど12カ所をチェックポイントに設定した。ルートの指定はない。スポットでは画面上に現在と昭和期の写真を表示する。見比べたり、昭和に関する解説を読み進めたりしてもらう。
部会長の中里晋さんは「スポットは変化が分かる地点を中心に選定した」と話す。「立川で生まれ立川で育ち、70年近く立川にいて、立川の移り変わりを見てきた」とも。「立川に来て昭和記念公園や駅周辺だけで終わらせず、北口・南口の両方を今の景色と昔の写真を見比べながら巡り、気になる店があれば立ち寄るなどして街歩きを楽しんでほしい。賞品のアルバムを入り口に立川の歴史を深く楽しんでもらえたら」と参加を呼びかける。
参加無料。12月25日まで。スタンプ数に応じて、立川印刷所発行の写真集&カレンダー「the SOUND of Oldies in TACHIKAWA 立川の風景・昭和色アルバムシリーズ1~6」から1冊~3冊を中里さんが立川駅南口で経営する呉服店「ほっとすぺーす中屋」で先着順に進呈する。なくなり次第終了。引き換え時間は水曜を除く10時~18時。
中里さんは「引き換えに来る人と立川の風景の昔話に花を咲かせるのも楽しい。アルバムを入り口に立川の歴史を深く楽しんでもらえたら」と話す。