武蔵村山市が1月8日から、乳幼児を育児中の家庭のための「家事育児支援サポーター養成講座」を開く。
増加する子育て家庭の支援ニーズに対応するサポーターの担い手確保が目的。利用者とのコミュニケーション方法や救命、家事サポートの基礎などを学んでもらうだけでなく、実際に赤ちゃんと触れ合う時間も提供する。
利用開始から3カ月以内かつ40時間以内という制限があった同市の家事育児サポーター事業は本年度から東京都の「とうきょうママパパ応援事業」の拡充により制度を変更。妊娠期から3歳未満までが1歳ごとに96時間利用できる仕組みとし、利用期間も3歳の誕生日前日までに延長したことから支援対象が広がり利用希望者が増加している。市によると、12月時点の申し込み件数は昨年度比で約2倍。一方で、支援を実際に担うサポーターの確保が課題となっている。同講座修了者は現在、家事育児サポーターや保育スタッフ、ファミリーサポーターなどを務めている。
同市子ど家庭部子ども子育て支援課子ども家庭支援センター係の戸板恵梨子さんは「私自身も子育て中で、誰かの力を借りたいと感じる場面は多い。行政に支援を求めた親御さんが困っている時に家事や育児のサポートができる体制を整えたい。子育て支援に限らず、日常生活にも役立つ内容になっているので気軽に参加してもらえれば」と呼びかける。