映画「サイドカーに犬」ロケ地に国立が登場-旧駅舎の姿も

今は取り壊されてしまった国立駅の駅舎や、駅から伸びる大学通りの風景が、数多く登場する

今は取り壊されてしまった国立駅の駅舎や、駅から伸びる大学通りの風景が、数多く登場する

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 ロケ地に国立が多く登場する、竹内結子さん主演の映画「サイドカーに犬」が6月23日から全国公開される。

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 ストーリーは、不動産会社の営業として働く30歳の薫が、20年前にヨーコという女性と過ごした刺激的な夏休みの回想。小4の夏休み、母親が家出した薫の家に突然やってきたヨーコは、神経質な母親とは対照的なおおらかな人。生真面目な薫は、ヨーコとの日常に面食らいながらも、そのふれあいの中で知らず知らずのうちに自分を解放させる喜びを知っていく姿を描く。

 原作は「猛スピードで母は」で、第126回芥川賞を受賞した長嶋 有さんの、「サイドカーに犬」(=第92回文学界新人賞)。監督は、前作「雪に願うこと」で第18回東京国際映画祭史上初の4冠を獲得するなど、2006年の日本映画界の話題をさらった、根岸吉太郎さん。キャストは、破天荒なヨーコに竹内結子さん、内気な薫に松本花奈さんほか、古田新太さん、寺田 農さん、樹木希林さんなどが脇を固める。

 撮影には、長嶋さんにとって縁の深い国立市が数多く登場する。薫たちの住むアパートは国立市内にある設定で、夜の散歩のシーンや、去年取り壊しになったJR国立駅の三角屋根の駅舎も登場する。駅舎取り壊しの報をきいて、慌てて撮影に行ったというエピソードも。

 広報担当者は「ヨーコと薫の、年の差を越えた2人の友情が心温まる映画。地域の方なら、見たことがある街並みをスクリーンで見るのも楽しみのひとつなので、ぜひ観てほしい」と話している。

  シネスイッチ銀座(中央区)、渋谷アミューズCQN(渋谷区)ほかで6月23日より全国ロードショー。

「サイドカーに犬」

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