創英社、800字以内「超短編コンテスト」作品募集-単行本化も

コンテスト受賞者の作品を本にする。写真は7月初旬に刊行される7冊目で、カバーイラストは漫画家の西岡兄妹

コンテスト受賞者の作品を本にする。写真は7月初旬に刊行される7冊目で、カバーイラストは漫画家の西岡兄妹

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 出版・印刷を手がける創英社(=立川市若葉1、TEL 042-538-7145)は、「第40回 超短編コンテスト」の応募作品を募集している。

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 同コンテストは、400字詰め原稿用紙2枚以内に短編小説を書くもので、テーマは自由。毎月開催し、月間賞、次点、入賞の各賞を選び、受賞者が希望すれば、「月間賞」は無償で、「入賞」以上は有償で受賞者の作品を集めた単行本化に参加できる。単行本化されると、全国の書店への配本、マスコミへの献本、同社携帯サイトへの無償掲載などが行われるほか、年間最優秀者の作品は、無償で電子書籍化される。応募作品数は、毎回150~200点以上を数え、単行本もこれまでに6冊まで刊行されている。

 商業出版、自費出版の企画・制作などを手がける同社は、1983年設立。「素人の方でも、面白い発想を持った方はたくさんいる。そんな方を発掘して多くの人に知ってもらいたい」(同社担当者)との思いから、自費出版ではコンテストを実施し、そこで選ばれた作品を、オムニバスブック形式で出版し、自費出版=レベルが低いというイメージの打破も狙った、書店流通型とした。このほか、著者の育成のため、優秀な著者には、仕事として次回単行本への新作の執筆依頼を行う「招待作家制度」なども実施。

 コンテストの応募者は、20代~30代半ばが中心で、プロの参加もあるという。担当者は「審査をしているとそれぞれに創意工夫が感じられて、大変面白い。表現したいという気持ちがある方ならどなたでも、チャレンジして頂きたい。作品に共感できれば、バックアップも検討する」と話している。同コンテストは今回で一旦休止し、今秋以降再開の予定。

 今回の応募は、6月30日締め切り。

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