国立で「EUの今」を考える講座-一橋大生が企画、3つの視点で講義

当日の様子。アットホームな雰囲気で展開された。

当日の様子。アットホームな雰囲気で展開された。

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 一橋大学の学生が運営するNPO法人「くにたち富士見台人間環境ステーション」(国立市富士見台1、TEL 042-573-3444)は6月29日、まちかど教室連続講座「EUのいまを考える3つの視点~第1回 わかる!!EUと日本の関係」を開催した。

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 今回は3回にわたる連続講座の1回目。日本におけるEUの研究・広報拠点であるEUSIの事務局長・志岐眞弓さんが講師を務めた。実際にEU加盟国に行き、大使や各国学生などとの交流経験談や、「頻繁にEU加盟国へ行くからこそわかる」EUの「今」について語った。「参加者の中にも、ベルリンの壁崩壊時にドイツで暮らしていた方や、トルコに10年間住んでいたという方がいらっしゃって、講師と直接交流することができる機会になった」(一橋大社会学部2年の牧野さん)。

 第2回講座では経済分野を、第3回講座では法分野を取り上げ、講座を開く。第2回は7月16日19時~、「学ぶ!!金融危機とEUへの影響」と題し一橋大学大学院商学研究科長の小川英治さんが講義を行う。続く第3回は7月30日19時~、「見つめる!!EU憲法の未来」と題し専修大学法学部教授の中西優美子さんを講師に招く。

 牧野さんは「今年はベルリンの壁崩壊から20年、EUROの導入から10年と、EUにとっては節目の年。この機会に、市民の方がEUのことを知ることができるきっかけを作りたいと思い、この講座を企画した。2回目以降もできるだけ多くの方に参加していただきたい」と話す。

 受講料500円で、定員は20人(予約制)。申し込みは電話かメールで受け付ける。

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