ヤクルトスワローズ・木田投手、「夢」をテーマに国立で講演

ユーモアを交えた話に、会場からは幾度となく笑いが

ユーモアを交えた話に、会場からは幾度となく笑いが

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 くにたち富士見台人間環境キーステーション(国立市富士見台1)は12月9日、東京ヤクルトスワローズの木田優夫投手を招き、「私と野球~夢の実現と人生の哲学~」と題した講演会を開催した。一橋大学の学生が企画・運営する「まちかど教室」として開催された講演会には、70人以上の市民が参加した。

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 木田さんは国分寺市出身で、幼少期は国立リトルリーグに所属。日本大学明誠高等学校に進学し、1987年読売ジャイアンツにドラフト1位で入団。その後、1998年にオリックス・ブルーウェーブに移籍し、翌年アメリカメジャーリーグのデトロイト・タイガースに入団。その後、腰の故障のため1年の治療期間を経てロサンゼルス・ドジャースへ入団し、2004年シアトル・マリナーズへ移籍。2006年に帰国し、東京ヤクルトスワローズへ入団、現在も投手として活躍している。

 来年40歳を迎える木田さんは、今回の講演会で自身の約30年の野球人生を振り返りながら、テーマである「夢」について語った。「夢はいくつあってもいい」と語る木田さん自身は小学生のころから「プロ野球選手」と「漫画家」になりたいという2つの夢を持ち、両方とも実現できたという。中学2年生のとき台湾に遠征した体験から、「いろいろな国で野球をやってみたい」思いが強く、プロ野球選手になってメジャーリーグへの挑戦もできた。「ただ頑張るというだけではなく、明確な目標を持ちそれを強く望めばかなえることができる」(木田さん)と話した。

 ユーモアあふれる講演会の後は質疑応答が行われ、現在の日本のプロ野球界についても言及。「1リーグ3地区制」など木田さん独自の考えも披露したほか、スポーツ選手ならではの体の使い方などもアドバイス。来年の自身の目標については、「チームの優勝」「150キロメートルのボールを投げること」「神宮球場がヤクルトカラーで埋め尽くされること」を掲げた。その後の懇親会では、サインや参加者との写真撮影などに応じた。

 主催関係者は「今回は、学生が主体となって国立に縁のある木田さんを講師に招き、定員を大幅に上回る市民が参加して大変うれしい。木田さんは地元を大切にされており、ファンあってのプロ野球であるという意識を持っている方。参加者の皆さんも現役のプロ野球選手と直接と触れ合えるいい機会になったのでは」と話している。

くにたち富士見台人間環境キーステーション

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