日野駅そばのカフェ「備前」(日野市大坂上1、TEL042-584-9474)で9月22日、サイエンスカフェが開催される。同イベントは世界天文年2009公認イベント。
同イベントは、現在三鷹周辺で開催されている「第1回東京国際科学フェスティバル(TISF)」実行委員会の小林まなみさんが企画した。「イベントは地元である日野で開催したいと考えた。17年前の開店当初より通っている『備前』は、科学やサイエンスカフェには縁遠い、静かでゆったりとした雰囲気の店だが、店主・内山佳子さんの厚意により会場として提供いただいた」(小林さん)。
ゲストスピーカーには、理化学研究所の基礎研究員の三澤透さんを招く。三澤さんは、2003年東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了後、国立天文台研究員、ペンシルベニア州立大学天文および天文物理学科研究員を経て、昨年より現職。当日は、「最近の天文系のニュース・話題」や「研究者の仕事や科学者の志」などをテーマにトークを行う。
小林さんは「このサイエンスカフェは、ここでしか聞くことのできない話を研究者が語る場にしたいと考えていた。三澤さんは天文館系の専門家でありながらも、初心者の質問にも丁寧に対応くださる方。基本的なテーマから専門分野まで幅広くお話しいただけると思い、スピーカーをお願いした」と話す。
「わたし自身、たまたま参加した講演会がきっかけで宇宙・天文の世界に魅了された。同じように、街角でふと立寄ったこのサイエンスカフェを通じて宇宙や天文に興味を持つ方が増えるとうれしい」とも。
開催時間は13時~16時。参加無料(店内で飲食した場合は実費)。