武蔵野美大が「世界美術大学学長サミット」-多摩美大、東京造形大も参加

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 武蔵野美術大学(小平市小川町1)は10月31日、80周年記念事業の一環として「世界美術大学学長サミット」を有楽町マリオン(千代田区)で開催する。

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 「美術大学は、世界の芸術文化と創造的な産業の世界に多くの人材を輩出し、豊かな社会形成に貢献してきたものの、今日の効率性を求めるグローバル経済と高度情報化社会では、必ずしも正当な位置を与えられていない」「個性や人間性を育む造形美術教育に対して、日本における、初等、中等教育での造形美術教育の軽視は、大きな問題をはらんでいると考えられる」と同大学。そこで今回、「美術大学が次代に果たすべき社会的使命とその今日的意味を、世界的なパースペクティブとともに展望、確認すべく、国内外の美術大学長によるサミットを開催して広く社会に問題提起する」という。

 サミットには、国外からはシカゴ美術館附属美術大学、中国美術学院、弘益大学、ヘルシンキ美術デザイン大学、ロンドン芸術大学が、国内からは同大学のほか、東京藝術大学、多摩美術大学、女子美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部が参加する。「世界各国だけでなく、国内の美術大学の学長が集まる機会は恐らく日本初」(同大学広報担当の千羽さん)だという。

 「美術関係者や美大生だけでなく、一般も既に240人の応募をいただいている。地域の美術大学の学長が一堂に会する機会はないので、ぜひ関心を持ってお越しいただければ」と話す。

 開催時間は13時~15時30分。入場無料。応募締め切りは今月12日。

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